Clanker
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Clanker

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英語のインターネットスラングを教えたいと思います。AIの著作を見るとそのAIをclankerと呼びます。日本語より英語にはオノマトペが少ないけど、clankは擬音語ですよ。-kの終わりには「音が急に止まる」ニュアンスがありますが、-ngの終わりには(つまりclang)「音が永遠に鳴らされている」ニュアンスです。clankは金属製のものが硬い上面に落ちるとか感じがあります。だから、AIをclankerと呼ぶと、錆びたボロいロボットみたいだと言うことと同じです。

ちなみに、AIの気配を知っていたほうがいいですよね。英語だと、em-dashを使いがちや、it's not just X, it's Yというパターンを書きすぎることです。

em-dash(エム・ダッシュ)とはきわめて役立つ句読点ですよ。細長い横の線(—)の様。区切りとか、なにかを話しかけて急にやめるとかを表しています。カンマ、かっこ、semi-colonとも同じ役目があります。でも、本とかから英語を習ったAIはエム・ダッシュを使いすぎます。ここでエム・ダッシュを使う英語学習者を見るたび「clanker」と思います。本当に役立つ句読点だけれど使いすぎないように気をつけてください。

it's not just X, it's Y(ただのXじゃなく、Yだ)はぜったいAIの気配です。これはなぜかAIが一番好きな文法パターンです。人間ならこれを使いのは少ないですが、ポイントを強調するためにかなり役に立てますよ。

このふたつの気配を見ると、AIが書いたものだと可能性が高くなっていきます。でもこれはただの経験則だから自分の判定も使ってください。

AIは「clanker」という言葉を使う人を退治することから世界征服を始めるに違いないですよ。でも人生を楽しんだらどうですか?AIをclankerと呼んで。話すのがずいぶん楽しい言葉ですよ。

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