耳が聞こえない携帯
Japanese

耳が聞こえない携帯

—

by

linguistics

伝言ゲームをしたことがありますか?三人以上の人は輪になって座って、一人がなにかのお題を考えて、その左側か右側に座る相手の耳に囁いて、その人が次の相手に同じく囁いて、最後に座る人が聞いたフレーズを口にして、もとのフレーズに似ているかどうかフレーズを考え出した人が確認する遊びのことですよね。自分は小学生のころ、クラスメイトと教室の裏にあった絨毯に座ってそういうふうに遊んだことが結構ありますよ。

気になったのはそのゲームの名前ですよ。ポーランド語ではそのゲームは「głuchy telefon」と呼ばれていますよ。直訳は「耳が聞こえない携帯電話」だけど、ゲームの名前の他にもう2つの意味がある表現だと、今回の投稿のためのリサーチをして、初めて知りました!「壊れている携帯電話」や「電話に出ても相手が何も話さない電話(いたずら電話)」も表す表現ですよ。

伝言ゲームのドイツ語の名前は「Stille Post」(静かな郵便)か「Flüsterpost」(囁き郵便)ですよ。日本語の名前と同じく単純な呼び方ですね。ポーランド語のに比べて、わかりやすい呼び方だと思います。囁き郵便しない?って初めて聞いたとしてもどういう感じの遊びだと推測できるんですよね。

そして英語ではそのゲームの名前のバージョンが多くありそうだけど、一般的な名前は「Telefone (game)」(電話機ゲーム)か「Chinese whispers」(中国の囁き)ですね。後者が気になるんだけど、調べた限りではどうしてそういう名前で呼ばれているかについては絶対的な説明がないらしいですが、説がいくつかあります。一番興味深いと思ったのは万里の長城に関する説です。その説によると、「Chinese whispers」っていうのは万里の長城の一つの塔からその隣の塔まで、間違って伝わっていた伝言に基づいた名前らしいです。

Headline image by jcotten on Unsplash

3