陽だまりの詩#7
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陽だまりの詩#7

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その朝から作者は寝たきりだった。ロボットはできるだけ作者のそばにいようとした。作者は横になりながら窓から外を眺めるしかできなかった。

ある夜、外にある点滅しているランプを見て、作者はロボットに「明日死にます」と言った。作者が眠りにつくと、ロボットは2階にある部屋へ向かっていた。赤いブロックでできている帆船を見ながら、作者が嫌い、彼を恨むことを考えていた。

ーーー

作者が死ぬ日。いつものように家事をするためにロボットは井戸に行った。戻るときに、他の窓から作者はロボットを見ていたことに気が付いた。驚いて、早く戻った。作者は別の場所に座っていた。体の最後の力を使って、違い場所に行くことにした。「ここで死にたい」と作者は言った。

作者のそばにロボットは座って、「どれくらい時間残りますか」と尋ねた。でも答えなかった。

そして、病気で死んだら、どうやって正確な死亡時刻を知りますかとロボットは尋ねた。私に名前を付けることができなかったように、音楽、描くなど作ることができないでしょう、とロボットは付け加えた。

ロボットは自分の体をいつ停止するのか知っている。作られるときには脳にそれが設定されたから。自分のように、作者はロボットだと仄めかした。ブロックで帆船を組み立てることができたというのは教えられた技術だという意味です。ロボットを作るのような技術です。

ロボットは作者の胸に耳を当てて、微かなモーターの音が聞こえた。

なんで人間であるふりをしたのですかとロボットは聞いた。

叔父が自分の作者だったので、死んでしまったときに寂しさに耐えられなかったし、叔父のそばに埋葬されたいと説明した。身勝手な理由でロボットを作った、と。

叔父はいつ亡くなったのですかとロボットは尋ねた。「200年前」と作者は答えた。

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