次の小説は「血液を探せ!」と題されています。
64歳の男の視点から書かれている。自分の部屋で腕時計アラームで目が覚めた。目をこすると手が血まみれだったに気が付いた。そして、自分の体を見て、全身も血まみれだった。男は悲鳴を上げ、次男(ツグヲ)はドアを叩いた。中から鍵がかかっているので外から開けることができない。男はなんとかドアにたどり着き、ドアを開けた。次男になにか脇腹から生えるのを感じると言った。次男は体を少し調べたら、包丁が脇腹に刺されていたのが見えた。止まらないで出血していたが、その以前男は気づかなかった。
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次の部分は10年前男に事故を起こったのを少し説明した。事故による脳の損傷を引き起こした。その結果は全然痛みを感じることができないことです。だから、自分を切ってしまったり、釘を踏んでしまったりする。朝目を覚まして全身を見て血まみれに気が付くときもある。痛みを感じることができないから、ひどい怪我を怖がる。(脇腹に刺された包丁が気がづかないことはこれを説明した)。
この事故によると男の前の妻は死んでしまった。
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長男は救急車を電話した。しかし、今山奥にある別荘にいるので着くことは30分ぐらいかかります。このあたりは病院がなかった。たくさん出血しているので、男は生き延びることができないと思った。この間に、妻は怪我を見たからずっと手で口を押さえていた。長男は妻に気分が悪いですかと尋ねて、答えは私にびっくりした。「ようやくこの男は死ぬので笑いを隠してみてる」と妻は答えた。(彼女は遺産のためにこの男と結婚した)。
そして、長男は妻に遺産を渡してはいけない、かえって自分に渡さないといけない、と言った。会社も俺に任せていいから大往生してくれよ、と付け加えた。つまり、男が出血している間、妻と長男はこともなげに遺産について話し合っていた。
死にそうからこんな話題しなくてはいけないんじゃないのか、と長男は言った。