母は超怒ってから物置をチェックすると全小説と漫画を見つけた。ヨーコはどこから持ち帰るのを説明しようとしたが、母が信じなくて、盗んだでしょと言った。そして、ヨーコを打ち始めた。居間からカザリが来て、同情を示そうようにヨーコを許してください、出来心で盗んだかもしれないとカザリは言った。(つまり、ヨーコはそれを盗んだとカザリは仄めかした。なんてひどい家族なんだ)。
カザリ、居間に戻してくださいと母は頼んだ。カザリは事も無げに居間に行って、テレビを見続けた。そして、母はヨーコを椅子に座らせて、後ろに囲み、肩に両手を載せて、すぐに首を絞め始めた。ヨーコは息をできず、お願いと懇願することさえできなかった。
いつのまにか、床に倒れた。ヨーコは床からぼんやり母が自分を見下ろすことが見えた。
母は全本を持って自分部屋に消えた。まだ床に横たわっているヨーコは今更この家にいれば危ないと思った。逃げらないといけない、このままだと確かに殺されると思った。
スズキとアン(犬)と一緒にいたい。しかし、スズキからの鍵は母が持ち去った本の一つの中に挟んだとヨーコは思い出した。
0