読んでいる本について #19
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読んでいる本について #19

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すべては守須に報告された。

守須は中村青司がまだ生きているかもしれないと考えがあった。島田はこの考えもあったそうだ。使用人の遺体が入り替わったと考えられないし、和枝の手が行方不明以外大したことじゃないが、青司の遺体が入り替わられた可能性があると守須は思います。青司の遺体が認識できないほど燃えられたから。警察はそれが青司本人だと断定した理由が分からない。青司の顔、古傷、手術の跡など認識できなくて、おまけにほぼ同時に庭師の行方不明遺体という事件もある、と守須は説明した。

守須は島田に青司と庭師について尋ねることが思いついた。彼らは同じ年齢なのか、それともほぼ同じ年齢なのか、そして同じ体格かどうか知っていますか、と尋ねた。島田はそれを確認した。事件当日両方は46歳だったし、同じ体格だったし、血液型さえ同じだったと島田は付け加えた。警察にコネがあるのおかげで、こんな情報を得ることができると説明した。

守須はどうやって事件が起こったのか想像し始めていた。

まず、青司は妻を殺したかもしれない。吉川誠一(庭師)は島に到着して政子を連絡したときには、和枝はおそらく死んでいた。殺人が発見されるのを恐れて、青司は使用人を殺すことにした。そして、吉川が眠らされると、部屋に妻と吉川を運んで、吉川の服は自分の服を着替えた可能性がある。灯油をかけて、火を放ち、島から逃げた。

しかし、そんなことを想像した後でも、不明箇所がいくつかがあると守須は伝えた:

  • 動機は何なのか。なんで二十年間結婚していた妻を殺すのだろうか。青司は狂ってしまったとしても、理由があるはずだ。
  • 和枝の切り取った手。なんで妻の手を切り取るのか、あとでどこに持っていたのか。
  • 犯行時間のずれ。最初の殺人を犯したのが十七日だった、最後の殺人のは二十日に犯した。その三日間、青司はなにをしていたのか。
  • どのように島から逃げたのか。そして現在はどこに隠れているでしょうか。

それに対して、島田は最初の一つには答えられると返事した。

ーーー

明日続けます。

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