読んでいる本について #10
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読んでいる本について #10

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島田は江南がお茶に誘った。茶店へ向かいながら、どうしてミステリー研究会を辞めたのかと江南に尋ねた。どうやら江南はミステリーのクラブの空気が好きじゃなかったそうだが、ミステリーということまだ好きです。

そして、島田はその手紙が本当に悪戯だと思いますかと尋ねて、そう思ったらなんでわざわざと紅次郎の宅に来たのですか?

江南はその手紙の内容に隠された意味があると思います。悪戯だけだったら、どうして差出人は折角ワープロを使ったのか。それに、どうして素っ気ない一文だけ書かれたのか。悪戯したいなら、読者を脅かすように、おそらくいくつかの脅迫文を書いただろうか。

江南は手紙が注目だと思います。事件についてもう一度検討しないといけないと伝えるための手紙です。

島田は仲村青司についてもっと情報を知っているらしい。

金持ち家族から生まれて、建築学科にて天才と考えられていた。大学院進学を続けるつもりだったが、突然父親は亡くなったから、故郷に戻るしかなかった。

中村兄弟が大量金を相続して、さっそく角島で自分のデザインの屋敷を建て始めました。妻は幼馴染だったらしい。角島に引っ越したとほぼ同時に、結婚した。

最終の十年では、仲村青司がほとんど島から出ることがなかったらしい。

事件を起こるときに、四十六歳だった。

明日読み進めます。

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