読んでいる本について #09
Japanese

読んでいる本について #09

by

reading
literature
hobbies

住所録で、江南は千織の家の電話番号を探してみた。電話をかけて、誰か応答したのは分からないが、優しい母親の声のようだった。電話中に千織の父と角島の中村青司は同一人物のだと確認できていて、中村の弟(中村紅次郎)の住所も聞き出すことができたので、訪れることにした。

紅次郎は江南の実家があった町に住んでいたから、土地勘がある。

紅次郎の家を見つけて、変な手紙を見せた。紅次郎はびっくりしたみたいで、江南に入るように言った。ちなみに、紅次郎も変な手紙も受け取った。同じ差出人、同じ文字だったのですが、内容は異なりました。「千織は殺されたのだ。」とだけ書かれていた。

江南が面食らわれていた。研究会のパーティーに居合わせたメンバーがこのような手紙を受け取ることが想像するのは難くないが、なぜか紅次郎のような人がその手紙を受け取るのだろうか。

紅次郎はぜったいに悪戯だと思い続けた、自分で兄の死体の確認もさせられていたからだ。ですが江南は納得しなかった。

中村青司を死んだあと、土地と館を相続したが、先月すべて売って、その後何か起こったか分からないし、事件について思い出せないと紅次郎は言った。

その時、紅次郎は訪問者がいた(島田潔)。江南が出るまえに仏教研究についてすこし話す場面があったので、読みにくい言葉が多かったでよくわからなかった。

そして、江南と島田は同時に出るので、一緒に出ることにした。

1