さよならも言えないうちに
Japanese

さよならも言えないうちに

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fiction

最近、川口 俊和のさよならも言えないうちに、と言う本を読んでます。不思議な喫茶店で起こる出来事を語るストーリです。喫茶店の特別の席に座ると、望んだ通り過去の時間に戻れることができます。そうするにあたり色々なルールもあります。例えば、席から離れないとか、過去で何しても、現実を変えないとか。

又は喫茶店を訪れたことない人には会えない。すべて、結構厳しいけれど、主人公からすると一番理解しづらいルールはコーヒーが冷めるまでしか、過去に居られないこと。そのコーヒーをその時点で飲みきれないと、自分が幽霊になるおそれがあります。

この本を読むと、自分も、もしその条件でも戻りたい時点あるかなと考えてみました。後悔してることいくつかあるけど、現在を変えないなら、行っても意味ないと思っちゃう。

ただ、気づいたのは、今を変えなくても、過去に戻る理由がある、ということです。それは、少し自己中心的かもしれませんが、自分が大事な人とちゃんと向き合えることです。結局、後悔を背負い続けるのは、生き残った者なのかもしれない。主人公も大体、もう一回愛してる人にあいたくて、もどってたりする。それは、ただ会いたいだけでなく、まだ伝えきれなかったことがあるとか、最後になった出会いで振る舞いがひどかったとか。

人間って多分皆、ある程度、ありのままの状況が永遠に続くと思ってしまう。そうでなくても、実感がない。自分も他人も、いつかいなくなる。それをもう少しだけ実感できたなら、許すことも、大事にすることも、今より自然にできるかもしれない。そして、後になって悔やむような言葉や態度も、少しは減るのではないだろうか。

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