今年の四月に、新しい町に引っ越しました。北ドイツのハンブルクの南にある、住人4万人の町。旧市街は日本人がドイツと聞いて想像するような木組みの家で溢れてる。結構可愛いです。もちろん、そのサイズの町なら、色んな店、そして居酒屋も三つぐらいはある。一つはアイリッシュパブ。もう一つは外から見てもちょっと怪しいやつと、もう一つは、知人に勧められた居心地の良い店。
この前の日曜日に、出かけたい気分で、その居酒屋に行ってみようと決めた。一人で、本を持って。携帯は家に置いておいて。(笑)私は日曜には携帯、またはSNSを触らない主義なので。時々、一人でカフェに行ったりしてるし、旅の時にレストランも一人で訪れたことがある。ただ、居酒屋はちょっと緊張しちゃった。
グーグル先生に聞いても、5つ星の評価もあって、あまりよくないのも読めた。でも結局、自分で確かめるしかない。レビューに頼りすぎるのもつまんないし。
ドアを開けて入ると、驚いた。意外と広くて、天井にはレコードがびっしりと貼られていて、コントラバスが飾りとして吊るされていた。皆に挨拶し、カウンターの一番右の席に座って、ビールを頼んだ。そうすると、スタッフに名前を聞かれた。名前を使って、カウンター席の客の注文を整理してるらしくて。
そして、間もなく、他のカウンター席に座ってるお客さんに気づかれ、会話に加えてもらった。会話のテーマは最近のニュースとか、なぜ何でもそこまで高くなってるとか、世間話。皆、私より20歳上ぐらいの年だけど、結局、本も全く読まず、赤の他人と色々話しながら、笑いながら、その夜を過ごした。最後に、払おうとしたらほかのお客さんにおごってもらった。本当にそこまで良い経験になるとは思わなかった。
緊張感に耐えて、レビューに頼らず行ってみたのは正解だった。
居酒屋はひとりだと敷居が高いですよね。でも私も気になるお店には行ってみようかな、と na0xmi さんのポストを読んでて思いました。日本語には直すべきところはないと思います!
行ってください。(笑)
今週、またその居酒屋に戻ったら、入る際に名前で挨拶されて嬉しかった。結局名前と注文も覚えてくれた。ちょっと感動した。