クルピラ・第3話
Japanese

クルピラ・第3話

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literature
fiction
adventure
fantasy
horror

第3話・エメラルド

実は、クルピラが気づかなかったのは、

賢いハンターが自分の心ではなく、サルの心を渡しました。

クルピラは果物と、ハンターのような腐っている心臓しか食べられないのです。

先に食べた仲間の心臓が、毒のようです。

いやしいハンターが、とまらないで、笑いました。

死んでから、クルピラの緑色の目が、エメラルドになりました。

ハンターは、勝手にその目を取って、持って帰りました。

ハンターの家では、美しい娘がいました。

ハンターは娘が大好きで、

エメラルドになったクルピラの目を、宝物として、娘にあげました。

女性が大喜びで、エメラルドをイヤリングとして使おうと・・・

いきなり、女性は髪の毛が赤くなったり、

目が緑色になったり、

男の子の姿に変化したり、

足が後ろ向きになったりしてしまいました。

女性が、クルピラになってしまったのです・・・

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