第2話・ハンター
ある日、あるハンターが、森のサルを打って殺してしまいました。
すると、クルピラはとんでもない怒りをうつしてしまいました。
「サルくんの明日 奪った人間め、忌まわしい人間だら。
代償として、人間の明日も、オレさまがいただくぞら!」と
クルピラは、ハンターの目の前で現れ、そう言いました。
怖いながら、ハンターがクルピラを打とうとしたが、
いきなり鉄砲が鳩になって飛び上がりました。
「森の者にこんな行動って、あきらめた方がいいら。おとなしく心臓を。」
クルピラがそう言って、どうしようかというハンターが、やっと、
クルピラに心臓を渡しました。
ごくんと食べたクルピラは、突然、倒れてしまいました・・・
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心臓を差し出したハンターもクルピラも両方とも死んでしまったのでしょうか?
@yumiyumayume 添削してくれてありがとうございます。 Curupiraはブラジルの伝統的な民間伝承のキャラクターです。 言い方はちょっと変ですね。 先住民のヤノマミ族は、殺された人について話すとき、「人の明日が奪われた the person's tomorrow was taken」とか「もう明日はない he has no tomorrow」とか面白い言い方がありますね。その言い方を思いながら、クルピラの言い方を書きました。
ところで、 差し出した心臓は・・・ハンターの心臓かな~~~🤔
あ~、なるほど!もしかしたら、心臓はハンターが狩った動物の心臓かもしれないですね。