ピーター・ミラルトゥ監督のアニメ
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ピーター・ミラルトゥ監督のアニメ

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2回目の投稿でアニメの批評を書いてみようと思いました。

今日ピーター・ミラルトゥ(Peter Millard)監督の「Boogodobiegodongo」というアニメを見ました。イギリスのローヤルコレージ・オブ・アートで作った卒業制作でした。自分で作ったちんぷんかんぷんな言語を中心としたアニメです。紙に鉛筆と絵具で描いてあります。荒い描き方で、背景もなく、キャラは子供の絵のように抽象的に描いています。保育園に通う子供に向けているテレビ番組のように鮮やかな色やはっかりした形を使っています。しかし、音とキャラの動き方で保育園の子供の世界より暗い気持ちを表します。

はっきりした話ではないかもしれないけど、見ると楽しかったアニメです。画像と音を組み合わせて、見た目はナイーブと思う絵はナイーブじゃないと感じました。

楽しかったのでもう一つみようと思いました。「This is pig meat」という作品を見ました。タイトルを日本語に翻訳すると「これは豚肉」と言います。前の作品のように紙に描いてあるんですが、今回の方は鉛筆に変わってオイルパスを使いました。豚の絵から肉の絵に変わります。肉は足をはやして歩き出すと不条理な感じがします。この映画の音は大切だと思います。最初は豚と一緒に豚の鳴きを聞きます。豚の泣きはケチャップの音に似て、工場の音にも似てる気がしました。詩のように豚と豚肉を組み合わせて、面白くて不愉快な感じがします。肉を食べないウサギの私だからかな、豚は食べ物なんて思えません。

抽象的な面白い実験的なアニメが好きなら、ピーター・ミラルトゥの作品はおすすめです。vimeo.com/petermillard を見ればたくさんあります!

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